2006.9.7落雷と宮城県沖地震の不思議

2006.9.7/17:00〜8/03:30新潟県沖に発生した雷雲が宮城県沖にぬけ消滅
したが、牡鹿半島および宮城県沖にて、かなり激しい落雷が観測された。
下図の落雷は9.7/21:30〜22:00までの30分間によるものであるが、宮城県
沖(9/9地震の震央付近)では9.7/19:30〜24:00までの3時間30分間に亘り
連続的な落雷が観測された。
詳細は2006.9.7/16:30〜9.8/03:30間の落雷位置スライドショーをご覧ください。
(落雷位置情報は東北電力HPより参照)


落雷の発生から2日程後、2006.9.9/19:36宮城県沖にてM4.9の地震が発生した。
良くこのような事象が観測される。
今回も、たまたま宮城県沖に地震の前駆として(何らかの原因で)発生した
静電場(海面上の電荷塊)に、偶然、上空を通過した雷雲から落雷した可能
性があると思っている。
特に注目しているのは、全体的な落雷位置の移動が、一定の速度で西から東
海上に移動しているが、震央付近で、長時間に亘り落雷が継続しているのが気
になる。

地震前の電磁雑音の波形には、落雷による雑音のほか明らかに落雷雑音
とは違う雑音が記録されていた。
(震源位置は気象庁HPより参照)