超大地震の場合は、前駆現象として巨大な電荷の塊が発生し、その現象自体が(突発的な)自然雷のように見えるのかも知れません。
今回私が観測した(と思われる)余震などの小規模地震で発生する電荷塊は、雷注意報の発令時のような環境下で、触発的なトリガーとして存在しているようにも思います。
また、雷電流が海(地)底に注入されることにより、震源域を刺激し地震を誘発するとの推論を立てている方もいらっしゃるようです。事実、キルギスでは、ソビエト(ロシア)科学アカデミーにより1983年から1990年にかけて、MHD発電機を用いた電流注入実験を行い、その結果、地震が誘発されるという現象を確認しているとか。
自分の知識ではとても理解仕切れない難しい話ですが、敢えて浅知恵を絞り考えれば⇒大地(もしくは海面)の雷撃電流が、地下深く震央に向かって何十kmも進入できるとは思えず、かなり浅いところで分散消滅(中和)しているのではないかと(否定的な)想像をしています。
いずれにしても、大規模地震に至る前に、パルス電流でトリガーをかけて小規模地震を発生させ制御しようとする試みは、なんとも壮大な実験で『夢』のある話です。
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